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伝統の養蚕学んで 地元5小学校へ配蚕

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Bとちぎ版=おやま・山田千晶・0617 収繭(小山市立絹義務教育学校) (2)

 

 JAおやまは、管内にある五つの小学校に、JA稚蚕飼育所で育てた普通蚕品種「春嶺鐘月(しゅんれいしょうげつ)」と黄金色の繭を作る「小山黄繭(おやまおうけん)」を配蚕。各校で体験学習に活用してもらい、地域産業としての学びを提供しています。

 県内一の生産量を誇る養蚕を地域住民に広く知ってもらおうと取り組んでいます

 小山市立絹義務教育学校では「ふるさと学習」として地場産業である重要無形文化遺産の絹織物「本場結城紬(つむぎ)」の生産工程を9年間かけて体験しています。1、2年生が繭の飼育・収繭、3年生が煮繭・真綿かけ、4年生が糸紡ぎ、5年生が染色を担い、6年生が地機織りで昨年は「結城紬コースター」を織り上げ、7年生は、結城紬の着付け体験、8年生は、桑を原料とした和紙作りや絵手紙作り、9年生は、桑の葉入り「まんじゅう」を作ります。

 同校とJAの交流は8年前から。古くから生産が盛んな絹地区で養蚕学習をしたいと、同行から依頼を受けたのがきっかけ。以来、毎年5月に稚蚕を提供しています。

 6月中旬には、1、2年生が収繭を実施。児童57人は、養蚕指導員の阿久津玄司さんや元養蚕農家の野沢正義さんに教わりながら、上蔟(じょうぞく)した繭を保護者と一緒にまぶしから外して毛羽を取り除きました。白繭2459粒、黄繭1148粒、合計3607粒が収繭されました。同校が蚕を育てて8年間の中で過去最高の収繭となりました。

 収繭された3607粒の繭は、収繭された繭の中から形がいいものを選び、茨城県の笠間稲荷神社の献穀献繭祭で行われる品評会に提出します。

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