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JA・組合員活動

ブロッコリー厳選 適期収穫を確認

2024.04.25

ブロッコリー厳選 適期収穫を確認

 JAおやまブロッコリー部会は4月16日、西部集出荷所で2024年産ブロッコリー目ぞろえ会を開きました。部会員、関係者ら35人が参加し、販売情勢や出荷の要領、規格を確認しました。

 トンネル栽培で栽培する春ブロッコリーは秋冬物より管理が難しく、生産者の温度管理の徹底が重要となります。

 目ぞろえ会では、部会員がサンプルのブロッコリーを手に品質や着色などの規格を確認。花蕾(からい)が黄変・腐敗したもの、虫が付いたものは出荷しないことを申し合わせました。

 栃木県下都賀農業振興事務所の内橋華苗主任は「これからの1カ月は特に気温が高まる見込みで、害虫の多発に注意が必要。気温の上昇に伴い収穫適期も短くなるため、小まめに圃場(ほじょう)を見回り適期収穫を心がけてほしい」と話しました。

 今後の管理として、花蕾が500円玉ほどの大きさになると約7~10日で収穫できるため、収穫時期を逃さないことを促しました。気温が高いと花蕾の品質低下が早くなるため、早朝から収穫し、日陰の涼しいところで出荷調製するよう伝えました。トンネル内の中央と外側で生育差があるため、拾い取りをするなどの注意点も説明しました。

 舘野延男部会長は「高品質なブロッコリーを出荷できるよう管理を徹底しよう」と呼びかけました。

 部会のブロッコリーは、花蕾に厚みがあるのが特徴。病害虫防除の徹底と厳しい選果、選別で産地ブランドと高い品位を維持します。生産者は規格に基づき箱詰めして出荷します。集荷所では連日、抜き打ちで検査をするなど選果、選別、品質の高位平準化に努めます。

 部会では、生産者32人が「おはよう」「グランドーム」などを約10.1ヘクタールで栽培します。出荷は4月から始まり、約128トンを見込みます。6月上旬まで京浜地方に送ります。