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JA・組合員活動

高品質ナス作ろう 枝葉の管理や 防除方法確認

2021.04.19

高品質ナス作ろう 枝葉の管理や 防除方法確認

 JAおやまなす部会は4月13日、管内5ヵ所の畑で2021年産ハウスナスの現地検討会を開きました。部会員や関係者ら20人が、圃場の現状や栽培方法を確認しました。

 ハウスナスの生育温度は午前が28~30度で午後は23度前後。花芽の生育中に12度以下の低温や35度以上の高温に見舞われると、落花や奇形果となる恐れがあります。急激な温度変化に対応するため、天候状況の確認や適切な換気が必要になります。

 栃木県下都賀農業振興事務所の堀江收一技師は果実の障害について「落ちた花びらを葉や実の上で放置すると、実に悪影響となる。必ず除去し、外観品質向上につなげてほしい」と注意を促しました。

 また、枝・葉の管理として①主枝の決定②葉かき③整枝・剪定(せんてい)―など要点を説明。これから晴れの日が少なく曇天日が多くなり、うどんこ病、灰色かび病が多くなります。ハウス内の多湿でも発生しやすくなるので晴天時も注意が必要と病害虫対策を強く呼び掛けました。

 同部会は10人が「式部」や「あのみのり2号」を1.1ヘクタールで栽培。7月中旬まで京浜方面へ出荷します。