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JA・組合員活動

細やかな気配り 選ばれるトマトに

2021.05.14

細やかな気配り 選ばれるトマトに

 JAおやまグリーンセンターの部会員の折原美智子さん(55)は、毎日真っ赤なトマトを袋詰めし、一つ一つ丁寧に直売所に並べます。

 折原さんは、20歳のとき農家の嫁ぎ、子育てがひと段落したのをきっかに就農。直売所やスーパーへの販路拡大のため、袋詰めトマトの販売を開始しました。グリーンセンターに納品して約15年近くになります。

 朝9時までにグリーンセンターをはじめ、4ヵ所の直売所とインショップに納品するため、早朝から収穫したトマトを袋詰めしていきます。折原さんは、消費者の第一印象を意識して、納得のいくものだけを出荷。なるべく赤いものでおいしさが詰まっているトマトを目指しています。

 「毎年が1年生」と話す折原さん。毎年気候変動があるため、トマト栽培の環境をコントロールすることがおいしいトマト栽培につながると話します。

 折原さんが納品しているトマトの品種は「麗容」。皮がしまっていて甘味と酸味のバランスが良いです。グリーンセンターで販売するものは、袋入りで約5~8個入り。グリーンセンターは、JR間々田駅から徒歩7分の住宅街にあるため、年配利用者や一人暮らしの消費者も多い。折原さんは消費者によって個数が選べられるようにと、あえて個数をバラバラにしました。「朝搬入したトマトが昼すぎには完売するため、午後にも搬入することも」と胸を張ります。

 折原さんの喜びは「名前を見て買いに来るお客さまがいることがうれしい。そして、おいしいと言ってもれえることが励みになる」と話します。