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JA・組合員活動

私はこれにモー夢中 人、牛も体調管理大切

2021.01.06

私はこれにモー夢中 人、牛も体調管理大切

 JAおやま管内は牛の肥育が盛んに行われています。小山市中地区の須賀芳成さん(53)も、牛の肥育に奮闘している一人です。

 肥育牛のプロフェッショナルであった父の正次さんが入退院を繰り返していたため、芳成さんは、2020年の2月にサラリーマンを辞めて就農。現在は約30頭のとちぎ和牛を1人で肥育しています。「父からたくさんのことをもっと教わりたかった」と語る芳成さんは、亡き父を思い試行錯誤の中、肥育を追求しています。

 芳成さんは小山農協肉牛枝肉共励会で最優秀賞を受賞しました。芳成さんは「牛にストレスを与えず、のんびりと過ごさせることが大切」と話します。肥育期間中は、健康に育てることを心掛け、餌の食べ残しなどがないか毎日朝・昼・晩と欠かさず確認しています。

 日々奮闘の中で、芳成さんが気を付けていることは「健康維持」です。芳成さんは、今まで一度もけがや病気、風邪などひいたことがありません。芳成さんは「ほぼ毎日、とちぎ和牛を食べている。バランスの良い食事と適度に運動が秘訣(ひけつ)だ」と笑顔で話します。芳成さんにとって牛舎の掃除が適度な運動となっています。幼い頃から父を手伝い、社会人になっても休みの日は牛舎の掃除をしていました。「人間も牛も体調管理が大切だ」と力強く語ります。

 芳成さんの目標は、父が受賞した全農肉牛枝肉共励会で「名誉賞」を取ること。芳成さんは「やればやっただけ成果が出る。手を抜いたら手を抜いただけの結果。日々の健康第一にこれからも父の背中を目標に頑張りたい」と力を込めます。