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JA・組合員活動

猛暑対策しっかり 特栽米栽培基準学ぶ

2024.03.22

猛暑対策しっかり 特栽米栽培基準学ぶ

 小山市生井地区のブランド米「生井っ子」の生産者組織「生井っ子プロジェクト」は3月14日、小山市のJAおやま旧生井支店で特別栽培米「生井っ子」の栽培講習会を開きました。生産者、関係者ら24人が出席。2024年産の栽培の要点や、同年産からの特別栽培の基準変更などについて学びました。

 同プロジェクトの池貝孝雄会長は「2023年産は猛暑が続き、栽培に非常に苦労した。反省点などを生かし、2024年産はしっかり猛暑対策をして高品質な生井っ子の生産に努めよう」とあいさつしました。

 講習会では、県下都賀農業振興事務所の石原島由依技師が栽培の要点を説明。①耕深15センチの確保②薄まき・小苗(1株4、5本)植え③間断かん水での水管理④追肥する場合は有効な穂肥のマックス有機を使用―などを呼びかけました。  

 高温対策については、高温の年は緩効性肥料が早く溶け出すため桿(かん)が伸びやすいと指摘。「緩効性部分は少しずつ溶け出すため穂肥時期を遅らせ、量もやや減らす」と説明しました。

 2024年から、特別栽培の基準は化学肥料の施用量が10アール当たり3キロまで、化学合成農薬の成分使用回数は7回までに改定されました。

 「生井っ子」は、生井地区内10戸の生産者が減農薬・減化学肥料で栽培した特別栽培米。小山市の「おやまブランド」に認定され、「とちぎ特産品」に推奨されました。