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JA・組合員活動

手間暇かけ高品質化

2021.01.20

手間暇かけ高品質化

 国分寺地区の山中光一さん(67)は、イチゴ「とちおとめ」を20アール作付けしています。水稲の他に収量が得られるものはないかと探していたところ、友人からの勧めでイチゴを取り入れたのが始まりです。60歳の定年退職まで兼業農家として、定年後は専業農家として妻と2人でイチゴ栽培に力を入れています。

 仕事の中で特に気をつけていることは「収穫する前までが一番重要だ」と光一さんは話します。葉かき・病害虫防除を小まめに行います。一度病気にかかると全滅してしまう危険があるため、日々ハウスをし、今までの経験を生かして土壌消毒や水はけ環境、ハウスの温度管理に注意を払います。手間暇かけた分、高品質なイチゴが出来上がります。

 また、光一さんは、栽培技術講習会や現地検討会などに参加し、技術向上に努めています。高品質なイチゴを作るため日々の努力を惜しみません。

 イチゴは栽培管理を少し変えただけで品質に非常に大きく影響を与えます。栽培が難しいからこそ知識と技術を究めなくてはなりません。大変な作業ばかりだが、苗から育てたイチゴが実ったときの喜びはひとしおです。

 今後の目標について光一さんは「何をするにも健康第一」と話します。「健康でなくてはいきいき働くこともできないし、ましてやおいしいイチゴは作れないよ」と笑顔で話します。

 来年度作には、新品種のイチゴ「とちあいか」の導入を考えている光一さん。積極的に取り入れ、収量増を目指します。

 今日も光一さんは、愛情たっぷりに安全・安心で甘くて、おいしいイチゴを消費者に届けるために日々精進していきます。