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実りの秋 良質米狙う 特別米「生井っ子」収穫

2021.09.07

実りの秋 良質米狙う 特別米「生井っ子」収穫

 小山市生井地区の圃場(ほじょう)で8月31日から、減農薬・減化学肥料で育てた特別栽培米「生井っ子」の刈り取りが始まりました。9月中旬までに収穫し、道の駅「思川」やJAおやま直売所で販売します。

 特別栽培米は、化学肥料と化学合成農薬の使用回数を慣行栽培の50%以下で栽培する米。JAは生産に力を入れており、特に同地区で生産する特別栽培米「生井っ子」は、独自の施肥基準を設け、一層の食味向上に取り組んでいます。

 「生井っ子」は、同地区の池貝孝雄さん(66)を会長に生産者22戸で組織する「生井っ子プロジェクト」のメンバーが約30ヘクタール栽培しています。今年は長雨などに見舞われたが、天候に応じた細やかな水管理や高温時の乳白米発生予防に努め、高品質な米が収穫することができました。食味評価が高く、たんぱく質6.5%以下など、厳しい検査をパスしました。粘りと甘味があり、冷めてもおいしいと消費者から好評を得ています。

 同プロジェクトは2004年5月に米作りに適した環境を生かし、地区ぐるみで何か作れないかと考え発足しました。2005年10月に同市の「おやまブランド」に認定され、注目を集めました。2006年に「とちぎ特産品」に登録され、2019年には「とちぎGAP(農薬生産工程管理)」の第三者確認証が交付されました。

 池貝会長は「今年も高品質の生井っ子ができた。丹精して作った生井っ子を多くの人に味わってもらい、コロナ禍の暗い気持ちを元気にしたい」と話しました。

 9月11日、12日には、道の駅「思川」で午前9時から「生井っ子新米まつり」を開催します。同プロジェクトは会員一丸となって、地元産米のPRに努めている。