名古屋でオリジナル着物を販売している呉服店「僕らのゆめ」が６月１４日、養蚕部会の福田芳男さん宅を訪れ、養蚕状況を視察しました。着物の卸売り問屋やバイヤー、関係者ら約２０人が参加しました。

　福田さん宅で、春蚕期の蚕の飼育にあわせ、仲卸問屋や小売店が蚕から繭ができるまでを見学し、桑葉を与える体験をしました。ＪＡ農畜産課の須藤日出夫さんが説明し、温度管理や風を当てるなど、細やかな管理をして高品質な繭の生産につなげていることを伝えました。

　視察者は「群がる蚕を初めて見た」「１頭１頭かわいい」などと話しました。同部会は春蚕から晩秋蚕まで年５回飼育を行い、年間出荷量６トンを目指しています。