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JA・組合員活動

ビール大麦種子 先陣切って検査

2021.07.12

ビール大麦種子 先陣切って検査

 JAおやま豊田ビール大麦採種部会は6月25日から7月上旬の6日間、小山市の豊田支店倉庫で、県内トップを切って種子用のビール大麦検査を行いました。検査には、生産者や関係者約35人が参加。初日は6人の「ニューサチホゴールデン」約1700袋(1袋25キロ)を検査しました。

 生産者は、刈り取り前に県下都賀農業振興事務所による2回の圃場(ほじょう)確認会を経て、万全の状態で検査を受けます。今年は、天候不順の影響で、生産者がビール大麦を刈り取り、乾燥、調製したビール大麦種子を3人の検査員が検査しました。検査員は1人の生産者から2袋以上の種子をビニールシートの上に広げ、殻刺し棒で麦わらなどの異物混入がないか確認しました。

 大島三千男部会長は「約半年間、気候に悩まされながら栽培してきた。長雨で穂発芽が見られ、乾燥調製など苦労したと思う。しかし、部会員の技術のおかげで被害を最小限に食い止められ、検査の日を迎えることができてうれしい」と話しました。

 種子麦の生産者は33戸が76ヘクタールで取り組みます。合格した種子麦は、来年産のビール大麦の種子として栃木県内各地に出荷します。