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JA・組合員活動

おいしいビールに 黄金色の麦一面 収穫最盛

2021.06.10

おいしいビールに 黄金色の麦一面 収穫最盛

 栃木県内でビール大麦の主力産地として知られるJAおやま管内で、刈り取りが進んでいます。共同乾燥施設は5月下旬から稼働。今年も適期播種(はしゅ)を呼び掛けるなど、対策を徹底。無事収穫を迎え、生産者は作業に追われています。また、種子用のビール大麦の収穫も最盛期を迎えました。

 JA管内では、種子用のビール大麦を栽培する小山農協ビール大麦採種部会の部会員33人が「ニューサチホゴールデン」を約76ヘクタールで栽培します。昨年から微増の247トンの出荷量が見込まれます。

 ビール大麦は、適期での収穫が重要。収穫適期は、殻粒水分が25%以下になる成熟期後3~5日。8割の穂首が90度以上曲がると収穫の目安となります。収穫適期外は、殻粒の水分が高いため、脱穀・乾燥作業時に胚芽を傷め、発芽率の低下を引き起こしてしまいます。

 約76ヘクタールを栽培する同部会の大島三千男部会長は「高品質な種子を多く出荷し、来年度のビール生産につなげたい」と笑顔で収穫を迎えました。

 収穫した種子ビール大麦は、各部会員が乾燥・調製した後、6月下旬に行うビール大麦種子検査を行う予定です。