金融窓口で高齢女性が特殊詐欺被害に遭うのを防いだとして、ＪＡおやま寒川支店真瀬剛利課長（５１）と金融課複合渉外Ⅲの大島健さん（３３）が４月１５日、小山警察署から感謝状が贈られました。

　３月下旬、６０代女性が貯金の払い戻しをしたいと電話があり、渉外担当の大島さんが用途を尋ねると、「息子が病院を診察中にバックを盗まれ、中に会社の通帳や携帯などが入っており、今日中に会社のお金を支払わなくてはならないらしい」と説明しました。不審に思った大島さんは、真瀬課長に相談し、詐欺の可能性があるとして同署に通報し、詐欺被害を未然に防ぎました。

　真瀬課長は「お客様の財産を守り、支店の職員との連係プレーで特殊詐欺を阻止することができてよかった」と話しました。

　大島さんは「まさか担当している地区で起こるとは思わなかった。よく聞く手口だったので上司に相談して防ぐことができた」と話しました。

　間宵浩司小山警察署長は「適切な判断、そして、ＪＡ職員の連係プレーにより、未然に防ぐことができた。感謝するとともに今後も同じような詐欺が発生するかもしれないのでぜひ協力してほしい」と話しました。