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JA・組合員活動
肉用牛枝肉共励会でV 一貫経営ストレスなく
2023.04.12
JAおやま肥育牛部会の齋藤雄志さんは、第58回肉用牛枝肉共励会で最優秀を受賞しました。
共励会は2月中旬、一般社団法人全国肉用牛振興基金協会主催が主催し、東京都中央卸売市場食肉市場で行い、和牛去勢60頭が出品されました。
齋藤さんは、2019年5月からサイトウ農場を株式会社化し、繁殖牛60頭を含む230頭を肥育。繁殖・肥育の一環経営を行っています。
同農場の枝肉成績は、枝肉重量616キロ(1キロ当たり3356円)、脂肪交雑基準(BMS)ナンバー12。歩留まり等級、肉質等級がともに高く、A5ランクと評価されました。同農場は第39回栃木県肉用牛総合共進会の黒毛和種でも最優秀賞を獲得するなどさまざまな賞を受賞しています。
齋藤さんは「受賞はうれしいが、それ以上に感謝の気持ちが大きい。一人の力だけでなく、社員・スタッフ、皆のおかげで受賞できた」と話しました。
受賞のポイントとして自家産の牛が評価につながったと話します。同農場では、子牛を購入して肥育する導入牛も肥育していますが、繁殖も行っています。産まれた時からの環境が変わらないことから牛へのストレスがなく、高品質な和牛への生産につながっています。生まれた時から飼育しているため、個性やくせなどが分かり、牛自体の本来の実力を充分に発揮させられます。
齋藤さんは規模拡大するために社員やスタッフの育成や教育、機械導入など関係機関にも協力を要請し、連携・結集し地域ぐるみで高収益型の畜産を実現するために奮闘しています。肉質や脂質の良い牛肉ブランドの確立ともに付加価値と収益力向上の実現に向けて齋藤さんは奮闘し続けます。