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JA・組合員活動

生産6トン目標 小山地区養蚕産地育成協が総会

2021.05.19

生産6トン目標 小山地区養蚕産地育成協が総会

 栃木県小山地区養蚕産地育成協議会は4月30日、JAおやま本店で第10回通常総会を開いた。関係者15人が出席しました。

 協議会の酒井吉一会長(JAおやま専務)は「大日本蚕糸会の蚕糸絹文化振興対策事業と小山市・下野市の養蚕支援事業など2020年に行った。その結果、県全体の47%を占める高品質な繭を出荷することできた。今後も関係機関と協力し進めていきたい」とあいさつしました。

 協議会はJAおやま、県、小山市、下野市で構成され、効率的で持続可能な養蚕産地の育成に取り組んでいる。日本絹文化を継承し、国産絹製品づくり、優良繭生産を推進し、小山地区の養蚕事業の確立を進めています。

 栃木県は繭生産量全国2位を誇る。その中でも小山地区は蚕農家8戸で、繭生産量6.5トン(前年比84%)、1戸当たり平均繭生産量812キロ(全国平均の2.3倍)を生産しています。

 産繭の特徴は、操糸を行う際に繭層から繭糸が離れる状態である解じょ率

)が平均80%以上の高品質な繭として、実需者に好評です。

 2021年度は、生産量目標6トンに向けて、①とちぎブランド繭の生産確保と繭質の向上②蚕病防除の徹底と蚕作の安定③蚕糸・絹業提携システムの強化④養蚕経営の安定⑤新規・復活養蚕農家の推進と養蚕体験学習への協力-などに取り組んでいきます。