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特栽米刈り取り開始 昨年より出来上々

2024.09.02

特栽米刈り取り開始 昨年より出来上々

 小山市生井地区で8月23日から減農薬・減化学肥料で育てた特別栽培米「生井っ子」の刈り取りが始まりました。今年は昨年と異なり、猛暑ではあるものの夕方などに適度に雨が降ったため、生産者が水管理を徹底するなどし、昨年よりも良い出来となりました。

 特別栽培米は、化学肥料と化学合成農薬の使用回数を慣行栽培の50%以下で栽培しているもので、「生井っ子」は独自の施肥基準を設けて、食味の向上に取り組みます。

 同地区の池貝孝雄さんを会長に生産者19戸でつくる「生井っ子プロジェクト」のメンバーは、約45ヘクタールで栽培。粘りと甘みがあり、冷めてもおいしいと消費者から好評を得ています。食味評価が高く、タンパック質6.5%以下など検査基準を満たしています。

 8月26日に約52アールを刈り取った同プロジェクトの池田浩さんは「今年も無事に収穫を迎えることができてほっとしている。たくさんの人に生井っ子を食べてもらいたい」と話しました。

 池貝会長は「暑い日が続き生産者は苦労したが、高品質な生井っ子を収穫でき安心した。米不足と騒がれているが、新米の生井っ子は十分確保できるので9月行う新米祭りを楽しみにしていてほしい」と話しました。

 同プロジェクトは9月7・8日の両日、道の駅「思川」で「生井っ子新米まつり」を開きます。抽選会などを実施し、会員一丸で地元産米をPRします。