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JA・組合員活動
梨「幸水」盆前出荷へ 県内最速目ぞろえ会
2022.08.04
JAおやま梨部会は7月28日、小山市の東部選果場で、県内で最も早く「幸水」の目ぞろえ会を開きました。部会員、関係者ら約60人が参加し、販売情勢や出荷規格を確かめました。需要が強い盆前に出荷できるため、県内や京浜方面に送る盆商材として販売が期待されます。
市場関係者が2022年産の販売情勢を報告。競合品目が少なく通常以上の需要が見込まれる8月盆前に、できるだけ多く早期出荷するよう呼びかけました。
今年は、6月の猛暑による乾燥で小玉傾向。JAおやまでは「幸水」の後は「豊水」「新高」「にっこり」の順に出荷が始まります。糖度が高く、市場からの評価も高い。
栃木県下都賀農業振興事務所の山中佑太技師は、満開後日数、果色の進み具合、食味などをよく確かめながら適期に収穫することや、ハダニ類やシンクイムシ類、など病害虫防除をしっかり行うことなど、今後の栽培管理のポイントを説明しました。
神保重治部会長は「JAおやま産は安心・安全で『幸水』は糖度が高く、消費者に好評だ。品質の良い、立派な梨を出荷していきたい」と意気込みを語りました。
同部会は53人の生産者が23.3ヘクタールで栽培します。「幸水」は7月下旬から出荷し、8月中・下旬まで県内、京浜方面に送られます。
部会では、目ぞろえ会のほか、生産者園地で剪定(せんてい)や栽培の講習会を開くなど、部会全体の技術向上に力を入れています。