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JA・組合員活動

晩々秋の繭 上々の出来

2022.11.10

晩々秋の繭 上々の出来

 JAおやま養蚕部会は10月25日、小山市のJA桑青果物集出荷所で、晩々秋蚕期の繭を出荷しました。年5回の出荷の最後で、9月上旬にふ化した蚕「錦秋鐘和(きんしゅうしょうわ)」を出荷しました。

 生産者5戸が袋詰めで持ち込んだ約623キロの繭を選繭台に載せ、汚れ繭、穴あき繭、薄皮繭、玉繭などを手作業で取り除く「選除繭」を行い、群馬県の碓氷製糸に送りました。

 環境を整えるのが難しい中での飼育でしたが、層に厚みがあり、1粒当たり平均1.54グラムと糸が引き締まった繭に仕上がりました。「錦秋鐘和」は春繭と比べて糸が細く、繭の光沢が良いのが特徴です。

 JA農畜産課の須藤日出夫さんは「長年の経験と技術で、高品質な繭の出荷となった。今後も研修を行い、飼育技術の向上を目指そう」と呼びかけました。

 五十畑茂部会長は「部会員の技術で、小粒で厚みのある良い繭を出荷できた。これからも多くの人に絹文化を楽しんでもらい、消費拡大につながればうれしい」話しました。