- JA・組合員活動
和牛3冠達成に意欲

小山市豊田地区の山岸万美さんは昨年11月、目標としてきた県肉牛総合共進会で最優秀賞に輝きました。
父親の後を継ぎ「とちぎ和牛」の肥育を始めて約50年。牛肉の食味を意識した品質向上に挑戦し続けます。さらに全農肉牛枝肉共励会、全国肉用牛枝肉共励会の「三つの共進会・共励会の全てで最優秀賞に輝きたい」と意欲を燃やします。
JAおやま管内では、生産者22人が約2000頭のとちぎ和牛を飼育します。
山岸さんが最優秀賞を受賞したのは、とちぎ農産物マーケティング協会主催の県肉牛総合共進会「肥育牛の黒毛和種」。農林水産大臣賞が贈られる名誉ある賞で、「受賞を目標に日々、牛を管理していたのでとてもうれしい」と笑顔で話しました。
山岸さんは会社勤めをしながら兼業で40年間、その後10年間、専業農家として農業に励んできました。
妻と長男の支えで約40頭を肥育、牛を観察しながら健康状態や餌の食べた量などを見て異常がないか確認する毎日です。
牛肉は食味が大切で、牛の餌として良質な稲わらと飼料とのバランス、飼育環境に大きく左右されます。山岸さんは専業農家となってからより一層、他県の生産者や飼育の専門家の話や実際に飼育現場を見てもらうなど、情報交換の場を設けるなどして品質向上を図ってきました。
万美さんは既に「全農肉牛枝肉共励会」で優秀賞を受賞しており、「できれば国内最大規模の『全国肉用牛枝肉共励会』で最優秀賞を取りたい」と3冠を達成に意気込みます。
