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JA・組合員活動

バラ導入品種を検討 体制強化に一丸

2024.08.22

バラ導入品種を検討 体制強化に一丸

 小山花卉(かき)園芸組合バラ部会は7月25日、西部集出荷所で出荷反省会と品種検討会を開きました。生産者、関係者ら16人が参加し、昨年度の実績や市場動向を共有しました。生産者、市場、関係機関が一体となり、需要に応じて対応ができる体制を強化することを申し合わせました。

 同部会は「改良切り上げ方式」を習得しました。ベンチ栽培で樹形を管理する「アーチング方式」と、受光条件を整えて仕立てる「切り上げ方式」の良い所を組み合わせたものです。新たな設備投資や経験、技術が不要で収量増が見込める。高品質栽培に努め、市場から高い評価を得ています。

 品種検討会では、4社の種苗会社などが2023年度の業界動向を振り返り、来期のトレンドや新品種、各品種の特徴を説明。生産者と意見を交わしました。

 生産者は各品種の現物を手に取り、つぼみの固さや太さ、色合いなどを確認しました。生産者から「猛暑で栽培管理に苦労している。暑さに耐性がある品種はあるか」と質問が出ました。通年で栽培できる品種、市場で人気の色・形などの問い合わせもありました。

 同部会では、9人が約1.7ヘクタールで約45品種のバラを栽培し、主に京浜地方に出荷しています。