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イチゴ防除など講習 CO2施用促す 

<イチゴ防除など講習 CO2施用促す 

 JAおやまいちご部会は9月19日、西部集出荷所で2025年産イチゴ栽培講習会を開きました。部会員や関係者ら40人が参加し、現況と今後の栽培管理などを確認。ハウス内の管理や病害虫防除と生理障害などの対策を、重点的に学びました。

 9月以降も高温が続き、やや活着遅れや不時出蕾(しゅつらい)が散見されます。ハダニやヨトウ類、炭疽(たんそ)病なども高温の影響で多発しており、注意が必要です。

 栃木県下都賀農業振興事務所の佐藤隆二主査は気象と生育の経過、今後の管理ポイントを説明。ハウスの温度と日射の調整や収量の向上、着果負担の増加による品質低下対策として二酸化炭素(CO2)の施用を促しました。定植後の温度と日射の管理によって収量や品質に大きな影響を及ぼすことを事例を交えながら説明しました。

 病害虫と生理障害の対策で農薬による防除の他、農薬の抵抗性により効果が弱まっている場合は天敵剤の導入など、小まめにハウス内を観察して対策するよう指導しました。

 関寿雄部会長は「高品質栽培に向けて講習会を生かして栽培管理に励もう」と呼びかけました。

 同部会は101人が約26ヘクタールで品種「とちあいか」「とちおとめ」「スカイベリー」を栽培します。

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