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JA・組合員活動

より良いトマト追求 温度や肥培管理徹底 息子が継承“おやじ超え”楽しみ

2023.01.16

より良いトマト追求 温度や肥培管理徹底 息子が継承“おやじ超え”楽しみ

 JAおやま東部トマト部会の部会長を務める、小山市大谷地区の篠田安彦さんは、消費者に喜ばれるおいしいトマトを出荷しようと、納得のいくトマト作りに力を入れています。
 篠田さんは、サラリーマンを経て28歳で就農。約28アールのハウスで「カレン」を栽培します。栽培歴約30年で築き上げた管理基準で育てたトマトは、現地検討会などで仲間から「草勢が強くがっちりしている」「玉伸びが良い」などと声をかけられます。おいしくて形状の良いトマトを作るため、温度管理や肥培管理など徹底しています。
 2019年に開かれた「第12回栃木県冬春トマトグランプリ」では、大賞の農水大臣賞を受賞した経験を持ちます。適期管理や育苗、草勢、斜め引っ張り誘引、摘果の徹底、トマト黄化葉巻病対策など、さまざまな取り組みを行い、高品質生産に努めます。
 篠田さんは、基本と、勇気を持って決意し行動する「ゆうけつ行動」を大切にしています。サラリーマン時代に培った能力を農業に生かします。
 「完璧は当たり前。それ以上に何をするかで決まる」と笑顔で話し「後継者の息子が自分のレベルを超えることが楽しみだ」と篠田さんは将来を描きます。
管内の各地区では、2月に入ると春トマトの出荷が本格的に始まります。