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JA・組合員活動

梨、摘果・摘心学ぶ

2022.05.11

梨、摘果・摘心学ぶ

 JAおやま梨部会は4月28日、桑地区、小山地区、野木地区の3ヵ所の圃場(ほじょう)で梨の摘果・ピンチ講習会を開きました。部会員や関係者ら39人が参加。栃木県下都賀農業振興事務所の山中佑太技師が摘果のポイントや芽かき、ピンチの方法の注意点などを解説しました。

 開花期は昨年より1週間程度遅くなったが開花期間中は天候が良く、着果は良好で着果数も多い。今後1ヶ月の天候は、気温が高く、降水量は多い見込みのため、摘果のタイミング、天気の様子を確認しながら作業します。

 山中技師は①養分の分散を防ぐため摘果が遅れないように注意する②芽かきすべき新梢(しんしょう)は見つけ次第取り除く③受光態勢を改善し、果実品質を向上させるためピンチをする④発病部の摘み取りをし、適期防除を行う-ことなど実践を交え、説明をしました。

 神保重治部会長は「4月になって寒暖の差が激しかったが順調に生育している。梨の摘果をしっかり講習会で学び、高品質の梨出荷へ向けて頑張ろう」とあいさつしました。

 部会は53人で、「幸水」「豊水」「新高」「にっこり」の順に県内や京浜方面に出荷します。講習会や目ぞろえ会、視察などを通して、意思統一と栽培管理向上を図っています。