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桑の実摘んで 地元産業理解 児童が収穫体験

2021.06.30

桑の実摘んで 地元産業理解 児童が収穫体験

 農福連携や養蚕事業・桑をテーマにした6次産業化に取り組む小山市の社会福祉法人パステルは、6月10日、同法人が休耕田を活用し桑の木を植栽した圃場(ほじょう)で、小山市立乙女小学校の6年生55人を招き、桑の実収穫体験の課外学習を実施しました。

 児童は、パステル関係者や地元民生委員の協力を得ながら、約2,000本の桑の木に実っている桑の実の収穫を、丁寧に約1時間かけて行いました。

 同法人は、同市の伝統産業である養蚕業、織物業の再興を目指します。同市の桑地区には、最盛期には300戸超の養蚕農家が存在したが、後継者不足などから現在は同法人含め6戸となっています。桑地区の同法人の施設で年間22万頭の蚕を飼育します。

 収穫体験をした同校6年生の平川めぐみさん(11)は「桑の実を摘んだのは初めて。プチプチした感触も初めてでとても楽しく収穫できた。こんなにおいしいものが地元にあるのを知れてよかった」と笑顔で話しました。

 同校の菊池久美子校長は「収穫体験を通し、地域で育ち、地域に生かされていることを体感してほしい」と話しました。

 同法人の石橋須見江常務理事は「小山市の宝である桑をパステルだけでなく、地域と共有し、より活性化させたい」と話しました。