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春繭初出荷

<春繭初出荷

JAおやま養蚕部会は6月17日、桑集出荷所で春繭「春嶺鐘月」約783キロを出荷しました。

1粒当たり2グラムと、しっかり厚みもあり、光沢や糸のほぐれ具合など、近年稀にみる最高の出来となりました。

飼育序盤は気温が低く、温度・湿度共に管理が難しく、病気の心配もありましたが、中盤からは適温になり、繭を作るときには湿度も低くなったため、高品質な繭ができました。

生産者5戸が持ち込んだ繭を選繭台に載せ、汚れや穴開き、薄皮の繭などを手作業ではじく選除繭をしました。繭は群馬県の碓氷製糸に送り、煮繭、操糸を経て生糸になります。

五十畑茂部会長は「柔らかい桑の葉をたっぷり食べ、蚕病発生も無く、光沢のある綺麗な繭を出荷できた。国産の繭は少なくなってきているので、良い絹製品にしてほしい」と笑顔をみせます。

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