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JA・組合員活動

懐かしの発動機展示 継承へ一役

2022.04.11

懐かしの発動機展示 継承へ一役

 小山市と下野市の発動機愛好からで組織する下野発動機会は4月3日、小山市の羽川大沼親水公園で行われた「桑地区ふるさとさくらまつり」で、約50台の発動機やもみすり機などの展示とデモンストレーションを行い、多くの見物客でにぎわいました。

 発動機は大正から昭和初期に、もみすりや精米などの動力源として使われました。熱心な愛好家が修理・復元し、当時のままの動きの物が多数あります。

 中には、約1.5トンの発動機があり、特殊的な機械音でピストンが動き出して車輪が回り、白い煙を出し「シュコン、シュコン」と軽快な音を響き渡らせます。

 愛好会には茨城・福島県など他県の人も参加。桑地区ふるさとさくらまつりや農業祭などでも、展示とデモンストレーションを行っています。愛好家らは、部品を一から製作したり、溶接、メンテナンスなどをして楽しんでいます。 

 会長の福田洋一さんは「懐かしい日本産業の結実は、愛好家らの手によって80年、100年たっても動き続ける。昔、使われていた発動機を文化遺産として見てもらい、継承することが発動機の文化を守ることにつながるのでは」と話しました。