ＪＡおやまブロッコリー部会は３月２２日、管内の圃場（ほじょう）４カ所で２０２４年産春ブロッコリーの現地検討会を開きました。部会員や関係者ら約２０人が参加し、生育状況や病害虫の発生状況を確認しました。大きな被害もなく生育は順調だ。参加者は、病害虫防除の徹底や収穫時期を逃さないことを申し合わせました。

　参加者は今後の栽培上の要点を確認。①晴天時の高温に注意し、温度は生育前半は２５度程度、後半は２０度を目安に管理する②花蕾（からい）が５００円玉ほどの大きさになると７～１０日で収穫できるため、収穫時期を逃さない③春取りはべと病や軟腐病、黒腐病などの影響があるため早めに病害虫防除を徹底する－などを呼びかけました。

　舘野延男部会長は「各圃場をよく見て今後の管理の参考にし、高品質な出荷に向けて頑張ろう」と呼びかけました。

　部会の春ブロッコリーの生産者３２人は、品種「おはよう」「グランドーム」などを約１０ヘクタールで栽培します。４月中旬から６月上旬にかけて、約１２０トンを京浜方面に出荷します。

　定期的に講習会や現地検討会などを開き、情報の共有と栽培技術の向上に努めています。