ＪＡおやまは、ビール大麦の収穫期を目前に控え５月６日、適期刈り取り目ぞろえ会と赤かび病発生状況調査を、小山市の圃場（ほじょう）で行いました。関係者ら１０人が刈り取りの適期を確認しました。

　市は県内一のビール大麦の産地。良質な麦収穫のために意識統一をしました。県下都賀農業振興事務所の石原島由依技師は「早朝や降雨後は水分が高くなるので収穫作業を焦らず、乾くまで待つ。遅穂を含め全体の穂首の曲がりを確認してから収穫してほしい」と呼び掛けました。

　収穫適期の目安は「穂首の曲がりが９０度以上の穂が８割以上になったところ」とされています。早刈りは、発芽勢の低下や外観品質の低下につながる。赤かびの発生は見られませんが、今後の天候によっては収穫適期が前後する可能性があるため注意が必要です。

　ＪＡ管内では「ニューサチホゴールデン」を約１４５８ヘクタールで栽培。収穫は５月下旬から始まる見込みです。