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JA・組合員活動

トマト安定出荷めざす 

2022.04.15

トマト安定出荷めざす 

 JAおやま東部トマト部会は4月8日、小山市内で2022年産トマトの現地検討会を開きました。1ヶ所の圃場(ほじょう)で3品種を、部会員や県下都賀農業振興事務所、関係者ら約30人で回りました。

 生産者は、トマトの生育や病害虫の発生状況などを確認しました。尻腐れやめがね(異常茎)の発生が見られ、今後の防除対策が重要となる。品種に合わせた栽培管理を徹底することで、生産者の安定出荷を目指します。

 同振興事務所の坂本敏雄副主幹は温度管理や病害虫防除などを説明しました。2月下旬ごろまで平年より気温が低く、空気の乾燥・低温の影響で葉先枯れの発生が多く見られました。今後、気温が上昇するに伴い、曇雨天後の萎(しお)れ症状が見られ、灰色かび病の増加も懸念されます。

 管理では、①日較差(一日の最高気温と最低気温の差)を小さくし草勢維持に努める温度管理②適度な遮光③葉数管理④かん水・追肥⑤炭酸ガス施用-などを説明しました。

 椎名功部会長は「現地検討会での指摘事項はこれからの肥培管理に重要となる。1㌜でも多く出荷できるよう部会員一丸となって最後まで頑張ろう」と呼び掛けました。

 部会は63人が約20ヘクタールでトマトを栽培。品種は「麗容」「麗妃」など。7月までに約2900㌧を京浜・東北方面に出荷します。