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JA・組合員活動
食の喜び伝えて31年 小学生が見学
2022.07.19
小山市犬塚の森田恵介さん、洋子さん夫妻は毎年、小山市立大谷北小学校の児童の農家見学を受け入れています。森田さんは見学を通じ、児童に農業の楽しさや旬の食の喜びを伝えます。
交流が始まったのは31年前。当時、兼業で農業を営んでいた恵介さんに、同校から農作業見学を依頼しました。以来、夫妻で稲刈りを見せたり、トウモロコシの収穫を指導したりするなど、学びの場を提供してきました。
今年は7月4日に、同校の3年生130人が、新型コロナウイルスの影響を考慮して2グループに分かれて訪れました。
洋子さんは、圃場(ほじょう)で取れたトウモロコシやキュウリなどを並べ、旬の野菜のおいしさや野菜を作る過程などを伝えました。米ができるまでに多大な労力がかかることなども説明。
児童は熱心に耳を傾けて「トウモロコシはどれくらいでできるの」「おいしいものの見分け方は」などと質問し、洋子さんが丁寧に答えました。
また、夫妻でコンバインや昔の農機具、足踏み脱穀機や唐箕(とうみ)なども紹介。圃場では、恵介さんの指導でトウモロコシ「おおもの83」の収穫を体験。児童は楽しく取り組み、一人2本ずつ持ち帰りました。
森田さん夫妻は「トウモロコシやキュウリなど大きく育ったものや面白い形のものもあるが、人と同じく個性があると感じてほしい。知らないことを学ぶ喜びを感じてほしい」と笑顔で話しました。