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JA・組合員活動

露地栽培の規格確認 薬剤散布促す

2024.06.17

露地栽培の規格確認 薬剤散布促す

 JAおやま南部・北部きゅうり部会は6月4日、東部集出荷所と北部集出荷所で2024年産露地キュウリの目ぞろえ会を開きました。部会、市場の関係者ら約30人が参加。出荷最盛に備え、規格や要領などを確認しました。

 市場関係者が販売情勢を、JA担当者は出荷要領を説明しました。特に、収穫時のなり元の切り口を約2~5ミリ程度残すことや、表面の汚れを丁寧に拭き取ることなどを呼びかけました。

 今年は平年同様に曇りの日が多い見込みで、コナジラミ類の発生が懸念されます。発生源となる発病株は拭き取り、袋に入れて処分します。発生した場合は短い間隔で薬散します。

 高湿度条件や草勢の低下で発病が助長されるべと病は、発病した茎葉が伝染します。栃木県農業環境指導センターの調査によると、本年度は平年より多発。換気をして高温多湿を防ぎ、マルチなどで水滴の跳ね上げを防止するなど対策を確認しました。

 市場関係者は「雨よけ・露地栽培が中心となる。露地は雨や風が当たる厳しい環境での作業だと思うが、肥培管理を徹底して高品質なキュウリを出荷してほしい」と話しました。

 南部きゅうり部会露地部会の斉藤正浩部長は「寒暖差がある中での栽培は難しいが、木に合わせた栽培管理で最後まで高品質なキュウリの出荷を目指そう」と呼びかけました。

 露地キュウリは、20人が約3.2ヘクタールで「なつめく」「福富」「豊美」「夏もよう」「蒼夏」などを栽培します。7月まで、京浜市場に出荷する予定です。