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JA・組合員活動
農業一本 歩み4年
2021.07.19
栃木県野木町の岩﨑千昌さん(32)は就農4年目。父から継いだ観光バス会社と一緒にできる仕事を模索する中で地域の人々に勧められ、バス業界の低迷もあり農業一本の道を選びました。
ブロッコリーを中心に、カボチャやトウモロコシ、ホウレンソウなどの露地野菜と小麦、大豆の栽培に取り組みます。カボチャは2年目。「新規就農者には、現地検討会や目ぞろえ会などの定期的な勉強会の場がとてもありがたい」と話し、栽培技術の向上や部会員同士の交流を図る。「早く一人前になり、教えられる立場になりたい」と目標を掲げます。
「手間をかければかけるほど応えてくれる」と、野菜に愛情を注ぎます。カボチャは日当たりと風通しを考え、親づるに栄養が行くよう子づるを整理。果実が大きくなってきたら接地部が変色しないようにマットを敷き、手間を惜しまみません。消費者に「おいしい」と言ってもらうためだ。「笑顔で『おいしい』と言ってもらえることが1番の喜び」と言います。
農業の魅力は「地域貢献ができる。高齢化が進む中で休耕田が多くなっている。圃場(ほじょう)を借りて農作物を栽培することで地域に還元することにつながる」と話します。
今後については「面積を増やし、経営を拡大したい。そのため、どのようなときに仕事を分散でき、効率的にできるかを念頭に置いている」と意気込みます。