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JA・組合員活動

農業や自然 子どもら体験

2023.08.09

農業や自然 子どもら体験

 小山市犬塚の森田恵介さん、洋子さん夫妻は毎年、小山市立大谷北小学校の児童の農家見学を受け入れている。森田さんは見学を通じ、児童に農業の楽しさや、旬の食の喜びを伝えています。
 交流が始まったのは32年前。当時、兼業で農業を営んでいた恵介さんに、同校が農作業見学を依頼しました。以来、夫妻で児童に稲刈りを見せたり、トウモロコシの収穫を指導したりするなど、学びの場を提供してきました。
 今年は6月12日に同校の3年生120人が2グループに分かれて訪れました。
 洋子さんは、圃場(ほじょう)で取れたキュウリやダイコン、ニンニク、トウモロコシなどを並べ、旬の野菜のおいしさや作る過程などを伝えました。また、米、玄米、もち米、ぬかなども並べ、米ができるまでに多大な労力がかかることなども説明。
児童は熱心に耳を傾けて「何種類の野菜を作っているの」「一日のお仕事の流れは」などと質問し、洋子さんが丁寧に答えました。
 また、夫妻でコンバインや昔の農機具、足踏み脱穀機唐箕(とうみ)なども紹介。圃場では、恵介さんの指導でトウモロコシ「おおもの83」の収穫を体験。児童は楽しく取り組み、1人2本ずつ持ち帰りました。
 森田さん夫妻は「キュウリやトウモロコシなど農産物がすぐスーパーなどに行けば手に入る時代だが、その前の過程で生産者の手間隙がかけられていること、成長があってこそ収穫されることなど今回の収穫体験などを通して農業を学んでほしい」と笑顔で話しました。