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JA・組合員活動

蚕の餌作りから学習 収繭までを体験

2021.03.17

蚕の餌作りから学習 収繭までを体験

 JAおやまは2月26日、小山市立小山第一小学校に桑苗を寄贈しました。同校は地域の伝統業実ついて学ぶ「総合学習」の一環として、3年生が養蚕業を学んでいます。毎年JAから稚蚕を受け取り、3年生が中心となって約1ヶ月間、蚕を飼育しています。

 蚕が餌とする桑の木を管理し、収繭作業までの過程を学ぶのが目的です。2019年の6月、以前の学校で「養蚕の授業」に携わっていた椿和子教諭が同校でも、児童に県内一の生産量を誇る養産業を知ってもらおうと企画しました。

 寄贈した桑苗は校内の中庭に植えました。苗は蚕用の「ハヤテサカリ」9本と桑の実が生る「ララベリー」1本を植え付けしました。3年生45人と営農部農畜産課の須藤日出夫さんらがスコップで直径30センチ、深さ40~50センチの穴を掘り、苗を植えて周囲に桑専用肥糧を施し、しっかりと土を掛けました。

「ハヤテサカリ」は2022年5月から蚕の餌として使うことができます。

 須藤さんは「桑を大切に育て蚕に与え、皆さんが6年生になると桑の木が一人前になる。蚕たちも喜んでたくさんの桑を食べ、どんどん大きくなるのが楽しみだ。桑の木の手入れをしっかりやりながら、伝統と触れ合う機会にしてほしい」と話します。