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JA・組合員活動
米生産調整で要請
2021.04.02
JAおやまは3月25日、小山市役所で「需要に応じた米生産に対する要請書」を浅野正富市長に提出しました。
要請書は、主食用米の需給環境が2018年度から新たな米政策下での過剰生産基調に加え、コロナ禍での消費減少により需要が大きく減り、在庫量が適正在庫を大きく上回る水準で推移していることや、2021年産の米の価格安定を図り、栃木県産米の販売環境を改善するために全生産者が作付け参考値の範囲内での生産抑制を達成することが最低目標となることなどを指摘しました。
要請として、米生産に関わる全ての関係者に米の需給動向と主食用米価格の見通しについての情報提供を行い、飼料用米を中心とした主食用米以外の作物への転換を強く呼び掛けました。
浅野市長は「栃木県の米の販売状況が厳しい現状であるのは重々存じている。業務用が主力となっていたことがコロナ禍の影響で大打撃を受けている。要請に応えられるように取り組んでいきたい」と話しました。
福田浩一郎組合長は「JA・集荷業者とのつながりがない独自販売を行う生産者に対し、作付け参考値の範囲内で米生産に取り組むよう行政の力も借り、また、飼料用米を中心とした主食用米以外の作物への転換を強く呼びかけていただきたい」と要望しました。
3月30日には、野木町を訪れ、同様に「需要に応じた米生産に対する要請書」を提出しました。4月7日には下野市を訪れ同様に提出する予定です。