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JA・組合員活動
秋のとちぎ国体 弁当で選手応援 地元産の魅力大盛り 学生40組考案 6作品選ぶ
2022.03.09
学校法人TBC学院小山校国際TBC調理・パティシエ専門学校の学生たちは、今秋開催の「いちご一会とちぎ国体」で選手らに提供される弁当のメニューを考案しました。
小山市から依頼を受け、同校の学生・生徒ら約140人が3・4人のグループとなり、約40グループがレシピ考案に応募し、市職員らが6作品を選びました。
同校の鱒渕沙羅さんのグループは「小山故郷弁当」、佐々木愛さんのグループは「ボリューム満点!!!!」、厚木智香さんは「小山ラブリープロテイン」と、自分たちで名付け考案しました。それぞれの弁当には、市内産米「生井っ子」や地元産の農産物を使い、また、たんぱく質を多く含む小山ブランドの豚肉「おとん」や卵を使用して工夫を凝らしました。
弁当考案で使った特別栽培米「生井っ子」は、生井地区の池貝孝雄さんを会長に生産者22戸で組織する「生井っ子プロジェクト」のメンバーが、約30ヘクタールを栽培。化学肥料と化学合成農薬の使用回数を慣行栽培の50%以下に抑えています。JAおやまが生産に力を入れ、独自の施肥基準を設けて一層の食味向上に取り組む。粘りと甘味があり、冷めてもおいしいと消費者から好評です。
学生らは「弁当を開けた時に『食べたい』と思えるよう、小山市の良さも伝わるよう、彩りや栄養のバランスを考えた」「考案した弁当レシピが採用されて励みになりました。さまざまなコンクールにも挑戦したい」「レシピ考案を通して、今まで知らなかった地元産の農産物がたくさんあることに気付いた。たくさんの人に地元食材を知ってほしい」と話しました。
弁当考案の指導に携わった横地佑介教諭は「安全・安心の地元産の食材をふんだんに使い、学生らが試行錯誤しながら考案した弁当。小山市の良さ、地元産の農産物の良さが生かせるように工夫が凝らされている」と話しました。