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特別栽培米「生井っ子」収穫始まる 食味向上へ独自基準

2023.09.04

特別栽培米「生井っ子」収穫始まる 食味向上へ独自基準

 小山市生井地区で8月26日から、減農薬・減化学肥料で育てた特別栽培米「生井っ子」の刈り取りが始まりました。9月中旬までに収穫し、市内の道の駅「思川」やJAおやまの直売所で販売します。

 特別栽培米は、化学肥料と化学合成農薬の使用回数を慣行栽培の50%以下で栽培します。「生井っ子」は独自の施肥基準を設けて、食味の向上に取り組みます。

 同地区の池貝孝雄さんを会長に生産者20戸でつくる「生井っ子プロジェクト」のメンバーが、約30ヘクタールで栽培します。連日の猛暑で乳白米の発生などが懸念されましたが、水管理を徹底で高品質となるよう生産に努めました。食味評価は高く、タンパク質6.5%以下など厳しい検査を通過。粘りと甘味があり、冷めておいしいと消費者から好評です。

 2005年10月に同市の「おやまブランド」に認定され、2006年に「とちぎ特産品」に登録、2019年には「とちぎGAP(農薬生産工程管理)」の第三者確認証を取得しました。

8月28日に刈り取りを行った同プロジェクトの川俣真男副会長は「降雨がなく水管理に苦労した。一生懸命栽培したお米を、たくさんの人にたべてもらいたい」と話した。

 池貝会長は「気温が高いため乳白米や高温障害を懸念していたが、平年並みの出来で安心しました。

 9月9、10日の両日、道の駅「思川」で「生井っ子新米まつり」を開きます。同プロジェクトの設立20周年を記念して抽選会を開く予定です。会員一丸となって、地元産米をPRします。