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JA・組合員活動

梨「豊水」スタート 収穫時 果実確認を徹底

2021.08.26

梨「豊水」スタート 収穫時 果実確認を徹底

 JAおやま梨部会が生産する梨「豊水」の出荷が8月22日からスタートしました。7月下旬から始まった「幸水」の出荷が8月19日で終わり、「豊水」に切り替わりました。

 JAおやま梨部会は8月20日、JA東部選果場で「豊水」の目ぞろえ会を開きました。新型コロナウイルス感染拡大防止対策で、2部構成で行い、部会員、関係者ら約60人が参加。販売情勢や出荷要領、規格を確認しました。

 「豊水」は果樹が極めて柔らかく、扱いに十分な注意が必要です。収穫時は、申し合わせカラーで取り出荷することなどを決めました。

 市場関係者は「幸水の出荷は素晴らしい成績であったので豊水も今回の目ぞろえ会での申し合わせ事項をしっかり守り、適切な時期に収穫し収穫してほしい」と呼び掛けました。

 栃木県下都賀農業振興事務所の山中佑太技師は「生育診断における豊水の果実横経は、満開後100日時点で65.6ミリとやや小玉傾向。みつ症の発生は平年並みと考えられるが樹勢の弱い木や日当たりの良い果実は発生しやすいため、収穫時の果実確認を徹底すること。また、果実が過熟になると発生が多くなるため、収穫の遅れに注意すること」と呼び掛けました。

 神保重治部会長は「幸水の出荷が終了し、好成績を修めることができた。豊水も好成績が修められるよう、色、形状などをしっかり見て、着実に管理を行ってほしい」と話しました。

 同部会は54人の生産者が「豊水」を栽培。主に県内、京浜方面に送られます。