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JA・組合員活動

春ダイコンの 肥培管理確認

2023.10.19

春ダイコンの 肥培管理確認

 JAおやま大根部会は10月4日、桑絹支店で春ダイコンの栽培講習会を開きました。生産者、種苗会社、栃木県下都賀農業振興事務所、関係者ら12人が参加しました。

 種苗会社は、葉の耐寒性に優れ、凍害による首の傷みが少ない「N-17W57」や病害対策などを説明しました。

 同農業振興事務所の殿塚奈々技師は、温度で吸肥力や生育速度が変化するため、作期で施肥量を変えるなど肥培管理の徹底を促しました。生育段階に合わせた温度管理や、過度な乾燥で横縞(しま)病が発生するため保水性がある土づくりなども必要だと伝えました。

 肥料メーカーのTOMATECは、微量要素の重要性を説明。ホウ素が欠乏することで生育の阻害、肌てやや形が悪く、表皮に亀裂が入るなど品質低下を及ぼします。このため、圃場(ほじょう)に合わせながら安定した微量要素を供給するよう呼びかけました。

 坂本賢一部会長は「10月に入り涼しくなってきたが、今年は虫の発生が特に多く見受けられる。肥培・温度管理、病害虫防除を徹底し、高品質なダイコン出荷に向けて頑張ろう」と話しました。