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JA・組合員活動

児童が収繭体験

2022.07.05

児童が収繭体験

 栃木県小山市立絹義務教育学校は6月17日、1、2年生が飼育した繭の収繭を行いました。児童50人が元養蚕農家の野沢正義さんの指導で上蔟(じょうぞく)した繭を蔟(まぶし)から外し、毛羽を取り除きました。 

 今回は、「春嶺鐘月(しゅうれいしょうげつ)」(白繭)632粒、「小山黄繭(おやまおうけん)」(黄繭)236粒、「緑繭(りょっけん)2号」(緑繭)394粒の合計1262粒を収繭しました。この中から「春嶺鐘月」と「小山黄繭」を、茨城県の笠間稲荷神社の献穀献繭祭で行われる品評会に出品しました。

 同校では「ふるさと学習」の一環で、地場産業で重要無形文化財の絹織物「本場結城紬(つむぎ)」の生産工程を1~9年生の間で段階的に学ぶ体験型授業を取り入れています。JAおやまが毎年協力しています。

 JAは、養蚕への理解を深めてほしいと、管内の4校に教材として蚕を提供。同校とは、11年前に養蚕学習の依頼を受けてから交流しています。今年はJAの稚蚕飼育所で育てた「春嶺鐘月」と「小山黄繭」「緑繭2号」を5月下旬に配蚕しました。