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JA・組合員活動

ブロッコリー栽培独学で 高品質生産まい進

2019.05.20

ブロッコリー栽培独学で 高品質生産まい進

 栃木県小山市増山光功さん(65)は、ブロッコリーをはじめレタス、水稲、麦を栽培しています。妻と2人で8ヘクタールの圃場(ほじょう)を切り盛りし、ブロッコリーの生産量は市内でも有数。JAおやまのブロッコリー部会が発足して以来、部会長を13年間務め、104人の部会員を束ねています。

 高校卒業後に就農。ブロッコリーを始めたのは25歳頃です。ブロッコリーは、本を参考に、独学で勉強した他、収穫時期や消費者の好み、市場動向などを現場に出向いて研究したといいます。

 JAのブロッコリーは軸が太く、甘みが強く、味も良いのが特徴。ぎっしり詰まっていて、市場や消費者からの評価も高い。

 部会はブロッコリーを葉付きで出荷。枝や葉を残して箱詰めすることで花らいを傷つけることなく鮮度が保たれた状態で店頭へ並び、消費者に届けられるといいます。

 ブロッコリーは、品種が多いため、新品種が出るたびに増山さんは、試作します。品種によって、小山の風土に合うもの合わないものがあるため、複数の品種を選び、品質維持や収穫量の安定を図っています。

 増山さんは「消費者の喜ぶ顔が見られるのが一番うれしい」と話します。