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JA・組合員活動
ビール大麦収穫順調 適期作業を呼び掛け
2020.06.04
県内でビール大麦の主力産地として知られるJAおやま管内で、ビール大麦の出荷が進んでいます。共同乾燥施設は5月22日から稼働。今年も適期播種(はしゅ)を呼び掛けるなど、対策を徹底。無事収穫を迎え、生産者は作業に追われています。
JA管内は、673人が「ニューサチホゴールデン」を約1490ヘクタールで栽培します。収穫時期が梅雨の時期と重ならないように呼び掛けました。
ビール大麦は、適期での収穫が重要となります。収穫適期は、殻粒水分が25%以下になる成熟期後3~5日。8割の穂首が90度以上曲がると収穫の目安となります。収穫適期外は、殻粒の水分が高いため、脱穀・乾燥作業時に胚芽を傷め、発芽率の低下を引き起こしてしまう。
約20ヘクタールで栽培する下泉集落営農組合の岸利一さんらの圃場(ほじょう)では5月25日、収穫適期を迎えて作業が行われました。
同組合の岸利一さんは「生育を心配した時期もあったが、無事に収穫を迎えることができた。天候に左右されることから、農業は大変だが、ビール麦の黄金色の景色を見るとうれしく思う。たくさんの方にビールを味わってもらいたい」と笑顔で収穫を迎えました。
収穫したビール大麦は、JA管内11施設で、乾燥・調整した後、JA全農とちぎを通じて、アサヒビールやサントリーホールディングスに出荷します。