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JA・組合員活動

ハウスナス生育確認 適正な温度管理を

2023.04.21

ハウスナス生育確認 適正な温度管理を

 JAおやまなす部会は4月13日、管内5ヵ所の圃場(ほじょう)で2023年産ハウスナスの現地検討会を開きました。部会員や関係者ら20人が、生育の状況や栽培方法を確認しました。
 ハウス栽培のナスの生育温度は、朝20度で内張りを開け、昼は28~30度を目安に外張りの換気をします。発芽の生育中に12度以下の低温や35度以上の高温に見舞われると、落花や奇形果になる恐れがあります。急激な温度変化に対応するため、天候の確認や適切な換気が必要になります。
 栃木県下都賀農業振興事務所の殿塚奈々技師は、高温傾向が継続するため換気に気を配ることや、品種「式部」の管理ではクロマルハナバチの導入を始めて、蜂が長生きできるような管理をするよう促しました。また、「PC鶴丸」は寒暖差で樹勢が低下しやすくなるため、1日の気温差を小さくするなど生育状況を確かめながら管理をすることを説明しました。
 4、5月は灰色かび病の発生で果実に病害が生じる場合があります。特に「PC鶴丸」は花びらが落花しにくいため①手などで花びらを取り除く②1、2週間間隔で殺菌剤を散布する-と注意を呼びかけました。
 部会員は10人が「式部」や「PC鶴丸」を1.2ヘクタールで栽培します。7月中旬まで京浜方面へ出荷します。