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JA・組合員活動

ニンジン大きさ統一 彩りが市場から評価

2023.11.21

ニンジン大きさ統一 彩りが市場から評価

 JAおやま人参(にんじん)部会は11月14日、桑青果物集出荷所で秋冬ニンジン目ぞろえ会を開きました。生産者、市場関係者ら19人が参加し、販売情勢や出荷要領、規格を確認しました。

 等級ごとに並べた人参を参考に、長さや曲がり、傷に注意しながら選別することを申し合わせました。

 春作と圃場(ほじょう)環境などが異なることから、水で洗う時間について、部会員同士で細かく意見を交わしました。市場担当者とも色味などの意識の統一を図りました。

 おやま産のニンジンは彩りが良いと、市場から高い評価を得ています。市場関係者は「M・Lサイズは需要が高く、高品質でサイズがそろったものが消費者に好まれる。一日でも早く出荷してもらいたい」と呼びかけた。

 JA園芸販売課の山崎輝明課長は「高温などで栽培が難しく、資材・燃油高騰など厳しい状況下にあることを踏まえて、価格・販売を強化してほしい」と訴えた。

 赤荻稔部会長は「雨が少なく、高温の影響で発芽率が低く、苦労した年だったが、無事に出荷を迎えられた。規格に基づき、消費者のニーズに合ったサイズを出荷できるよう、早めの収穫を心がけよう」と呼びかけました。

 部会は19人が約9.2ヘクタールで、根色、芯色ともに鮮やかな濃紅で収量性の良い「愛紅」「彩誉」「ライム」などを主力に栽培します。今月から来年3月まで県内、東北、北陸地方に出荷します。