topics

トピックス

JA・組合員活動

イチゴ販売情勢確認 満杯詰めで見た目も重視

2020.11.18

イチゴ販売情勢確認 満杯詰めで見た目も重視

 JAおやまいちご部会は11月10日、JA西部集出荷所で2021年産イチゴ「とちおとめ」統一目ぞろえ会を開きました。生産者、県下都賀農業振興事務所、市場関係者など約60人が出席。販売情勢や出荷規格を確認しました。

 目ぞろえ会では①年内はカラーチャート3に合わせ熟度を統一する②各規格とも、満杯詰めを基本としボリューム感のある魅力的な商品作りに努める③花弁などの異物混入の防止を徹底する-などを申し合わせました。

 今年は台風の被害がなかったものの、6から7月の長雨や8月から9月上旬までの猛暑とかなり変則的な気象のため、定植が遅れ、定植後の日照不足が懸念されたが生産者の努力で、生産遅れを最小限に抑えることができました。

 同事務所の小林泰弘主査は①温度管理②十分な日射量を確保③草勢の維持について炭酸ガス施用、電照処理を行うこと④かん水管理⑤追肥-など今後の栽培管理のポイントについて説明しました。

 市場関係者は「商品としての見た目も重要なので、ボリューム感のある満杯詰めを基本としたパック詰めとし、決められた通りの選果選別を徹底しクレームのないよう目をそろえてほしい」と呼び掛けました。

 中島英樹部会長は「昨年のような大きな災害もなく、皆で収穫の喜びが味わえる時期が来た。選果選別をすることは自分を写す鏡だ。心の目ぞろえもしっかり行って、消費者が幸せになるような高品質なイチゴを出荷に努めよう」と意気込みを見せました。

 同部会は86人の生産者が約25ヘクタールで栽培。各種検討会や講習会を開き、高品質な生産に努めています。消費者ニーズに対応し、技術の向上と平準化を図り、計画的安定出荷を目標に安全・安心で高品質なイチゴ生産に励みます。

 出荷は10月下旬から始まっており、来年5月まで京浜、県内方面に出荷する予定です。