topics

トピックス

JA・組合員活動

イチゴ技術 継承・共有へ ハウス管理徹底を 小まめな観察励行

2023.10.10

イチゴ技術 継承・共有へ ハウス管理徹底を 小まめな観察励行

 JAおやまいちご部会は9月27日、JA西部集出荷所で2024年産イチゴ栽培講習会を開きました。部会員、関係者ら42人が参加し、今後の管理を確認しました。

 9月以降も高温が続き、やや活着遅れや不時出蕾(しゅつらい)が散見されます。講習会では、ハウス内の管理や病害虫防除と生理障害果などの対策を重点的に学びました。

 栃木県下都賀農業振興事務所の佐藤隆二主査が、現在の状況や今後の管理の要点、注意点を説明。①ハウスの温度と日射の調整②収量の向上や着果負担増加による品質低下対策として炭酸ガス(二酸化炭素)の施用③土壌水分が大きく変動しないよう少量多回数でのかん水―などを挙げました。

 一次腋花(えきか)房分化後からは、日射量が不足するとうどんこ病などが発生しやすくなるため、遮光ネットや内張りを開けるなどして日射量を確保します。各生育段階で管理方法が異なるため、園地を小まめに観察して対策するように指導しました。

 同部会は、部会員98人が約27ヘクタールで「とちおとめ」「とちあいか」「スカイベリー」を栽培します。定期的に栽培講習会や現地検討会などを開き、技術の向上と部会員の情報共有を図っています。