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JA・組合員活動
かんぴょうむき作業が本格化 秋の出荷に向け準備着々
2022.08.16
JAおやま管内で、かんぴょう剥きの作業が本格化しています。日中に乾燥させる必要があり、作業は未明から始まります。
1玉約8キロのユウガオの実(ふくべ)を皮むき機で2メートルほどのひも状にし、さおにかけて乾燥機能が付いたハウス内で1日乾燥。その後、1晩硫黄でいぶし、おけ詰めにして秋の出荷を待ちます。
下野市のJAかんぴょう部会の北野道世さん宅では7月28日、未明からかんぴょうむきが行われました。むき終わると圃場(ほじょう)に出向き、1日平均120~200個収穫します。昼食後はかんぴょうの管理や前日分の調製、乾かしたかんぴょうの取り込みなどを行います。
北野さんは現在、かんぴょうの他に米、ビール大麦、ダイコン、軟化ウドなどを計10ヘクタールで栽培します。JAおやまの理事や地域特産物マイスター、しもつけかんぴょうまつり委員も務めています。
新規就農を目指す後継者を研修生としての受け入れや指導。収穫体験や視察、小・中学生などのふるさと学習の講師などにも協力し、地域復興に尽力しています。
北野さんは「安心でおいしいものを作ることを目標にまい進している。消費者に、おいしかったと言われると農家を継いでよかったと思う」と笑顔で話します。
かんぴょうは全国生産の約98%を県内で占め、中でも同市は生産量が1位。JA管内では昨年、9人の部会生産者が約5.3トンを生産しました。秋に入札会が行われ、産地問屋がスーパーや飲食店に販売し、消費者に届きます。