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福田さん夫妻栄冠 農水省生産局長賞受賞

 

 一般財団法人大日本蚕糸会が行った「蚕糸絹業提携確立技術・経営コンクール」で、JAおやま養蚕部会の副部会長の福田芳男さん(68)・佳世子さん(67)夫妻が「農林水産省生産局長賞」を受賞。JAおやまは8月12日、JAの本店で受賞伝達式を行いました。

 同コンクールは、蚕糸絹産業や絹文化の維持継承と活性化を図るため、高度な養蚕技術や経営手法を駆使し、国産繭・生糸の希少性を生かした高品質な純国産繭づくりを行っている農家や団体を表彰するものです。

 福田さん夫妻は、養蚕と米の複号経営を行っています。養蚕では、栃木県が開発した「栃木式風洞蔟中管理法」を取り入れ、上蔟環境の改善に努め、解じょ率(糸のほぐれ割合)の向上を図っています。年5回の蚕飼育で昨年度は、繭814キロを生産。省力養蚕をモットーとし、安定した複合経営で地域の発展に貢献しています。複号経営の中、高度な養蚕技術が評価されました。

 かつてJA管内で盛んだった養蚕業も現在は8戸に減少。JAおやまの養蚕部会は、養蚕農家の育成と産地維持に取り組み、生産者の高齢化や後継者不足で深刻化する繭生産の減少に歯止めをかける方針を掲げています。県内の繭生産量は、全国2位を誇り、JA管内では、県内生産量の51%を生産しています。

 受賞した福田芳男さんは「養蚕農家は減少傾向だが、地域に根差した経営を行い、より一層邁進したい」と話しました。

 福田浩一郎組合長は「養蚕と取り巻く情勢が厳しく、養蚕農家も減少しているが、これからも高度な養蚕技術を生かし、さらに養蚕業を盛り立ててもらいたい」と話しました。