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私が育ててます 「人と自然」に優しく 小山市 須賀秀子さん

 

 夏野菜の代表のナス。小山市の須賀秀子(62)さんの圃場(ほじょう)では、深い紺色のたわわに実ったナスの下で、バーベナが美しく咲いています。

 秀子さんは、ナスを栽培して約30年。小山市中地区で唯一ハウスナスを栽培しています。水稲、麦、肥育牛は夫が担当し、秀子さんがナスを担当しています。秀子さんの実家も農業を営んでおり、小さいころから手伝いをしていた。嫁いでからも、農業をやることになり、手伝いと職業としてやる農業は全く別物だと実感しました。「“責任”があるという実感がとても大切」と話します。

 今の時期は、収穫、調整、出荷を行っています。作業で特に気を付けていることは、ハウス内の温度管理。温度が高すぎてしまうと生物農薬やマルハナバチが十分に働かなくなってしまいます。マルハナバチの働き次第で収量に大きく影響します。

 秀子さんが、ナス栽培でポイントとするのは、農薬などを極力使用しない「人と自然」に優しい農業です。生物農薬、土着天敵栽培を活用しています。ナス栽培に深刻な影響を与えるハダニやアザミウマなどを、バーべラなどの花で集めた、ミヤコカブリダニやスワルスキーカブリダニに退治してもらう害虫管理方法です。自然の力を借りた防除で、化学農薬散布の回数を減らせ、コスト削減、労力削減、景観も美しく、環境にもやさしい「人と自然」に優しい栽培技術です。

 秀子さんの励みは、高品質出荷で収益が上がること。ナスは木が混まないようにし、光の透過率や通気性を向上させ、病害虫防除を行いながら栽培していくことが重要です。太陽の光を与えるために葉かきをし、管理をすること一つ一つのナスの高品質化を目指します。ナスは、色とつやが命。木に力が付くように小まめな手入れを心掛けています。

 農業の魅力は「自分の好きなようにやれること」と秀子さんは話します。自分で考えてやることで原動力にもなると。

 秀子さんは「今年より来年をより良いものに」とさらに上を目指しているます。「農業は、夫の協力なしでは成り立たない」と話します。夫の協力に感謝をし、高品質化を目指します。