トピックス

一覧に戻る

児童に学びの場 今年も受け入れ

 

 小山市犬塚の森田恵介さん(76)、洋子さん(71)夫妻は、毎年、小山市立大谷北小学校の農家見学を受け入れています。森田さんは見学を通じ、児童に農業の楽しさや旬の食の喜びを伝えています。

 交流が始まったのは29年前。当時、兼業で農業を営んでいた恵介さんに、同校から農作業見学の依頼があったのがきっかけです。以来、森田さん夫妻は児童に稲刈りの様子を見せたり、自ら育てたトウモロコシの収穫を指導したりするなど、農と食の学びの場を提供してきました。

 今年は、6月22日に同校3年生129人を新型コロナウイルスの影響を考慮し、2グループに分け訪れました。初めに洋子さんが納屋で森田さんの圃場(ほじょう)で取れたトウモロコシ、キュウリ、サニーレタスなどを並べ、旬の野菜のおいしさや野菜を作る過程などを伝えました。また、米、玄米、もち米、糠なども並べ、米ができるまでに多大な労力を要することなどを話しました。

 児童は熱心に耳を傾け「トウモロコシはどれくらい大きくなるのか」「野菜は何種類作っていますか」「どうして農家を始めたのですか」と積極的に質問をしました。

 森田さん夫妻は、コンバインなど現代の農業機械や昔の農機具、足踏み脱穀機や唐箕(とうみ)なども紹介しました。

 その後、圃場で恵介さんの指導の下、トウモロコシの収穫を体験。児童は楽しく作業に取り組み、一人2本ずつ土産として持ち帰りました。

 洋子さんは「食を学ぶということは、一番大切な勉強だと思う。スーパーなど簡単に手に入る野菜だけどその裏に農家さんの手間や愛情があることを伝えたい」と話しました。