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ハウスキュウリに情熱 土づくり基本に めざすは収量向上

 

 キュウリはかつて夏の野菜として露地栽培が一般的でしたが、今ではハウス栽培されるようになり、1年中出荷されていま。小山市の大島一仁(43)のハウスでは、青々とした緑のキュウリが一面に広がり、収穫の時期を今か今かと待ちわびています。

 一仁さんは、農業高校に進学したものの、一切家の農家の手伝いをしませんでした。しかし、社会人2年目の20歳のときに「そろそろ家の農業を継がないといけないな」と思い就農。父の背中を見ながら、一から農業を学びました。そんな父も亡くなって13年がたちます。今では、父に教わってきたことを糧に年間5アールのキュウリ栽培に取り組んでいます。「今の時期に何の作業をするべきなのかは、体に染みこんでいる」と一仁さんは語ります。

 程よい歯応えのあるみずみずしいキュウリを育てるのは、並大抵ではありません。栽培で注意する点は、定植後の水管理です。低温や乾燥に弱く、デリケートなキュウリ。毎日のキュウリの状態を見て、水管理や温度管理を行います。

 また、一仁さんの栽培へのこだわりは、キュウリのためのしっかりした土づくり。「消費者のためにおいしいキュウリを作るための基本だ」とキュウリづくりへの情熱を語ります。  

 農業の魅力は「自分のペースでできること。好きなように進めることができ、頑張れば頑張った分だけ結果として返ってくる」と笑顔で話します。一仁さんは「栽培した作物は人が食べるものだということを常に意識し、丁寧に扱っている。消費者に安心して食べてもらえるものを出荷したいので、栽培管理や出荷調製は人一倍気を付けている」といいます。

 一仁さんの夢は、「収量アップ」。「限られた中でどれだけ増やすことができるかが腕の見せどころだ」と目標を話します。基礎力を養い、確かな力を蓄えている一仁さんのキュウリは、食べた人の元気のもとになりそうです。